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私たちの思い

市場とのギャップ

化粧品のリテール市場は従来の業態区分では説明がつかない時代になってきました。

製販の垣根もなくなりつつあり、チャネル別のブランド配置という考え方も限界にきています。

デジタル化の浸透とともに消費者の価値観は多様化しその速度は加速してきています。こうした潮流は、自らの豊かな生活の実現のための消費、いわゆる「価値追求型消費」を際立たせてきました。

消費者の多様なニーズにいかに的確に対応できるかがリテールの本分でありますが、

あらゆるニーズに適応させるには限界があります。

これからの時代のリテールには、どの価値にスポットを当てそこを追求していくのかという、こだわりのベクトルの深さが重要になってきます。本来の専門店業態の姿です。

化粧品リテール市場を見渡した時、私たちは果たしてこうした消費者の変化やニーズに適応できているでしょうか。

先人への敬意
 

かつて化粧品は、すべてのチャネルで同一商品を販売してきました。きわめて信頼性の高い商品を同日に同価格で同一宣伝物を使いながら制服を着た人たちによって販売することができました。しかし一方で他店との差別化や競争ということからは無縁の温室業界を作り上げることにもなりました。とはいえ、これだけ高い次元で国内隅々に至るまで高度に画一化と統一化を実現させたことは、他のあらゆる業種に誇れる成果でもあります。

先人たちがたゆまぬ努力の末に創り上げた化粧品業界のこの制度によって今の私たちが存在します。私たちはこうした時代背景や先人たちが積み重ねてきた功績に敬意と感謝の念をもちながら、次世代に柔軟に適応できる専門店業態を確立させたいと考えています​。

目指すべきもの

私たちは化粧品の専門店業態を確立することにより、美しくなろうとする人々に質の高い接客や美容技術を提供し、今日よりも明日、より輝いていたいと願う人々のQOL実現の一助となりたいと考えています。また、専門家として豊富な商品知識や美容技術をご提供するだけでなく、化粧の素晴らしさや楽しさの伝播、美をキーワードにした彩り豊かな生活の提案など美の伝道師としての幅広いアプローチができるよう取り組んでまいります。そしてわざわざおこしいただける付加価値の高い専門店を目指していきたいと考えています。

実現に向けて

その実現のために、同じ志を持つ者たちが相集い力を合わせ、刻々と変化する消費者や社会情勢を常に見据え、マーケティングとイノベーションを繰り返しながらさまざまな課題に取り組んでまいります。

私たちは、消費者に一番近いポジションとして積極的に情報を発信し、化粧品製造業をはじめとするステークホルダーと密接な連携を取りながら、消費者はもちろん、化粧品専門店業界と地域社会の利益向上を目指します。

そして、会員企業が相互に連携しながら、知恵を絞り化粧品小売業界の発展に寄与できるよう努力し、常に市場から選ばれる健全なる化粧品専門店づくりに邁進してまいります。

私たちが考える
化粧品専門店とは

単に化粧品を陳列販売するにとどまらず、確固たる経営理念をもち、それを実現させるための顧客像を描き、個性豊かな品揃えによりターゲットとする顧客に共感を与えることができること。合わせて顧客がもつ課題や夢の実現に向き合えるソリューション応対ができること。化粧の素晴らしさや楽しさの伝播、美をキーワードにした彩り豊かな生活の提案など美の伝道師としての幅広いアプローチができること。わざわざ訪れたいと感じていただける店舗もしくは形態。合わせて地域や社会に貢献できること。

これらの要素を持っていることまたは持つべく日々努力をしている化粧品販売店を私たちは化粧品専門店と呼びます。

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